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評価:
高橋 昌一郎
講談社
¥ 777
(2008-06-17)
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<読書日記>
今年52冊目、「理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性」(高橋 昌一郎著)を読了しました。
この本は、同じ著者の”知性の限界”を読んで、前作”理性の限界”があることを知りました。知性の限界を読み終わって、即、名古屋市立図書館にネットで予約を入れました。予約してもなかなか順番が回ってこない本が多い中、この本はすぐに入手できました。名古屋市立図書館には4冊あるのですが、貸し出し中は0冊。人気ないですが、めちゃ面白い本です。例えば、全知全能の神の不在は既に証明されていたんですよ。キリスト教徒をはじめとする一神教の教徒はどうする。予約は
こちらから。
ハイゼンベルクの不確定性原理については、大学の量子化学の講義で勉強したので大まかには理解していました。
ゲーデルの不完全性定理ってのは、社会人になってから天白図書館の数学書コーナーでブルーバックスかなんかでそんなタイトルの本を見かけたのが初めての出会いだと思います。本を読んでも、理解できずに挫折しそうな気がして、借りることはありませんでしたが、今回この本は、数ページでゲーデルの不完全性定理がどのようなものか分った気にさせてくれたのだから凄い!のです。
アロウの不可能性定理は、この本を読むまで初耳でしたね。もう、内容を忘れているので、もう一度読まねば。
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