東西日本の境目、関ヶ原合戦場に行って参りました。さわやかウォーキング
- 2007.10.20 Saturday
- 23:09
<旅日記>
今日のJR東海のさわやかウォーキングは、東海道本線の関ケ原駅「松尾山から眺望する天下分け目の関ヶ原合戦場」です。関ヶ原駅でのさわやかウォーキングは過去2回参加しましたが、今回は新コースだったので懲りずに参加しました。今日は、こんな音楽でも聴きながら読んでくだされ。
名古屋8:39発の特別快速で、関ヶ原駅には9:24に到着しました。
<ここが東西の境目>
駅前を米原方面に向かってしばらく行くと、天武天皇の命により、都(飛鳥浄御原宮)を守るために作られた三つの関のひとつ不破の関跡の碑があります。そのすぐ西には、藤古川があります。
<藤古川です。川というより小川です。>
壬申の乱の時(672年)、川の東側に大海人皇子軍、西側に弘文天皇軍が陣し、そこの集落民はめいめいの軍を支援したので、戦後、川東の松尾集落は天武天皇を祭った井上神社を、川西の藤下・山中の集落は弘文天皇を祭った若宮神社をそれぞれ氏神として現在に及んでいるそうです。さらに米原方面に歩を進めると、弘文天皇御陵候補地(自害峰)、黒血川と壬申の乱ゆかりの地が続きます。
東海道線沿いにさらに西に向かうと、時代も下って平安末期の超美人、源義経の母である常盤御前のお墓があります。
<常盤御前のお墓>
大学時代に読んだ吉川英治の新平家物語のことを思い出しながら、松尾山に向かって歩くと、時代もさらに下っていきます。
松尾山の途中、仁治元年(1240年)に親鸞聖人が立ち寄ったのを機に真宗に転じた聖蓮寺でお参りしました。
<吉川英治の親鸞も読んだよ。>
境内には、聖人が女人念仏往生の証しとして植えたという梅の古木を見た後、小早川秀秋が陣を敷いたという松尾山に登ります。登山道は東海自然歩道の一部となっており、整備が行き届いております。聖蓮寺から約25分で山頂(標高293m)です。山頂からは関ヶ原の合戦場が一望できました。
<合戦場を展望するウォーカー>
下山道の途中から日本百名山である伊吹山(標高1377m)の雄姿を見ることができました。
<2回登ったことあります。>
平地まで下りてしばらく行くと、天武天皇を祭った井上神社があります。
<また古代に逆戻り>
さらに、合戦場に向かって歩を進めると、福島正則の陣跡の目印でもある月見宮大杉に到着です。この大杉は、関ヶ原合戦図屏風にも描かれているそうです。
<屏風をさがしたんだけど・・>
さらに合戦場の中心に進むと、小西行長陣跡がある天満山が見えてきました。
<天満山です。>

<右が島津陣跡です。>
小西行長陣のすぐ隣にある島津義弘の陣跡を通り過ぎ、石田三成が陣を敷いた笹尾山に向かいます。やがて、竹矢来で二重に囲われた笹尾山に到着です。笹尾山山頂からは、東軍陣地が一望できました。
<笹尾山山頂です。>
笹尾山から約10分のところに、決戦地の碑があります。
<関ヶ原古戦場 決戦地>
駅に向かう途中、ふれあいセンターでは関ヶ原ふれあい21というイベントが開催され、おおぜいの人で賑わっておりました。駅は、もうすぐそこです。駅には13:20にゴールしました。すでに、飲み物の配布はなく、はんこのみ押してもらい、13:31発の各駅停車で大垣に向かい、大垣駅で13:55発の快速に乗り換え、名古屋にもどってきました。
今回のさわやかウォーキングは、古代と戦国の2つの決戦跡を巡る歴史好きな小生には堪らない旅でした。
以上
今日のJR東海のさわやかウォーキングは、東海道本線の関ケ原駅「松尾山から眺望する天下分け目の関ヶ原合戦場」です。関ヶ原駅でのさわやかウォーキングは過去2回参加しましたが、今回は新コースだったので懲りずに参加しました。今日は、こんな音楽でも聴きながら読んでくだされ。
名古屋8:39発の特別快速で、関ヶ原駅には9:24に到着しました。

駅前を米原方面に向かってしばらく行くと、天武天皇の命により、都(飛鳥浄御原宮)を守るために作られた三つの関のひとつ不破の関跡の碑があります。そのすぐ西には、藤古川があります。

壬申の乱の時(672年)、川の東側に大海人皇子軍、西側に弘文天皇軍が陣し、そこの集落民はめいめいの軍を支援したので、戦後、川東の松尾集落は天武天皇を祭った井上神社を、川西の藤下・山中の集落は弘文天皇を祭った若宮神社をそれぞれ氏神として現在に及んでいるそうです。さらに米原方面に歩を進めると、弘文天皇御陵候補地(自害峰)、黒血川と壬申の乱ゆかりの地が続きます。
東海道線沿いにさらに西に向かうと、時代も下って平安末期の超美人、源義経の母である常盤御前のお墓があります。

大学時代に読んだ吉川英治の新平家物語のことを思い出しながら、松尾山に向かって歩くと、時代もさらに下っていきます。
松尾山の途中、仁治元年(1240年)に親鸞聖人が立ち寄ったのを機に真宗に転じた聖蓮寺でお参りしました。

境内には、聖人が女人念仏往生の証しとして植えたという梅の古木を見た後、小早川秀秋が陣を敷いたという松尾山に登ります。登山道は東海自然歩道の一部となっており、整備が行き届いております。聖蓮寺から約25分で山頂(標高293m)です。山頂からは関ヶ原の合戦場が一望できました。

下山道の途中から日本百名山である伊吹山(標高1377m)の雄姿を見ることができました。

平地まで下りてしばらく行くと、天武天皇を祭った井上神社があります。

さらに、合戦場に向かって歩を進めると、福島正則の陣跡の目印でもある月見宮大杉に到着です。この大杉は、関ヶ原合戦図屏風にも描かれているそうです。

さらに合戦場の中心に進むと、小西行長陣跡がある天満山が見えてきました。



小西行長陣のすぐ隣にある島津義弘の陣跡を通り過ぎ、石田三成が陣を敷いた笹尾山に向かいます。やがて、竹矢来で二重に囲われた笹尾山に到着です。笹尾山山頂からは、東軍陣地が一望できました。

笹尾山から約10分のところに、決戦地の碑があります。

駅に向かう途中、ふれあいセンターでは関ヶ原ふれあい21というイベントが開催され、おおぜいの人で賑わっておりました。駅は、もうすぐそこです。駅には13:20にゴールしました。すでに、飲み物の配布はなく、はんこのみ押してもらい、13:31発の各駅停車で大垣に向かい、大垣駅で13:55発の快速に乗り換え、名古屋にもどってきました。
今回のさわやかウォーキングは、古代と戦国の2つの決戦跡を巡る歴史好きな小生には堪らない旅でした。
以上