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さわやかウォーキングで、近江商人を生み出した豊郷の地を歩いて参りました。
JUGEMテーマ:日記・一般
<旅日記>
 今日の名古屋地区のさわやかウォーキングは、近江鉄道豊郷駅 の「近江商人を生み出した豊郷の地を歩く」であります。一昨日、名鉄の電車沿線ハイキングに行ったばかりなのですが、今年の黄金週間は日並びが悪く遠出ができなかったのと、今週末のさわやかウォーキングには参加できそうにないので、本日、参加した次第です。
 金山駅7:31発の特別快速にて、東海道本線米原駅には8:45に着きました。JRの改札を出てすぐ隣にある近江鉄道の米原駅に移動します。SSフリーきっぷ550円を買い、9:10発の彦根行きの電車に乗り換えます。通常は、彦根駅で乗り換えるところなんですが、今日は、特別に、行き先を豊郷方面に変更して直通運転してくれました。さわやかウォーキング以外の乗客からクレームは出ないのだろうか??数の力をまざまざと見せつけた感じです。近江鉄道本線豊郷駅には9:38に到着しました。
 豊郷駅は、滋賀県犬上郡豊郷町大字八目にあるの相対式2面2線の地上駅です。
 今日は、何故、無駄な公共工事を止められないのかを考えながら、こんな音楽でも聴きながらウォーキングしましょ。
<コミュニティハウスを併設しています>
 改札を出てウォーキングマップを受け取るのは、いつものJRの駅と変わりません。駅前から数100mのところに、マップには”犬上の君屋敷”と書いてあるんですが、解説がないのでどんな名所・旧跡なのかさっぱりわかりません。”犬上”と聴いて思い浮かぶのは、映画”犬神の一族”ですが、漢字が違います。現場で碑を見て納得しました。
 遣隋使といって思い浮かぶのは、通常は小野妹子ですが、第5回遣隋使に犬上御田鍬(いぬかみのみたすき)ってのがいました。つい最近読んだばかりの、「遥かなる大和」にも登場していました。おそらく御田鍬の傍系の子孫が住んでいたんでしょう。
<そういえば、ここは犬上郡です>
 次は、近江商人といえばこの人、丹羽宇一郎の屋敷に向かいます。そんなわけはなくて、伊藤忠兵衛さんの旧邸に向かいます。
 現在の大手商社の伊藤忠・丸紅の創始者で近江商人の筆頭と上げられる伊藤忠兵衛は1842年に繊維品の小売業を営む「紅長」の家に生まれました。忠兵衛は17歳で近江麻布の行商に出かけ、長崎の出町で外国貿易の盛んな状況を見たことに刺激を受け、彼はついに我国の貿易のパイオニアとなりました。
<今は記念館になっています>
 彼は、明治5年に大阪本町に繊維問屋の店「紅忠」を開設しました。開店と同時に忠兵衛は、近代的な経営方針を打ちだしました。それは、
1.店員の販売権限と義務の明確化
2.社内会議制度導入
3.利益三分主義(本家・店・店員への配当制度)
4.運送保険の利用
5.洋式薄記と学卒の採用
6.貿易業への進出
などでした。いずれもこれらは当時においてはきわめて革新的なものでした。この時代は伊藤忠本店など5店を経営するかたわら、銀行・造船・製紙・貿易・保険などの事業も行いました。また、豊郷の村長も務め郷土人にも愛されました。これは、初代が心から自由を愛し、相手の人々を思いやることを常に信条としていたからです。現在の伊藤忠兵衛の本家は、「見越しの松に黒い塀」が中山道に面して、ひときわ目をひきます。
<帳場です>
 伊藤忠や丸紅の新入社員は、研修でここを訪れるんだろうか?との疑問を残して、次に向かいます。天稚彦(あめわかひこ)神社、豊会館(又十屋敷)、千樹寺、愛知(えち)神社、酒蔵「岡村本家」、白山神社と回りました。岡村本家の酒の銘柄は”金亀(キンカメ)”といいますが、彦根城が金亀(こんき)城と呼ばれたことに由来します。
 岡村本家から約2.3km、”豊栄のさと”に到着です。
<豊栄のさとです>
 みなさん、ひょっとして、この”豊栄のさと”を、”ハッピネス・ヒル幸田”や”あいち健康プラザ”と同様な土建・箱物行政の賜物にして、役人の天下り先が独占的に管理を請け負い、税金を食い潰している施設だと思っていません?
 ”豊栄のさと”には、以下のようなこじつけでない立派なレゾンデートルがあるんですよ。
 豊郷町下枝にある千樹寺は江州音頭発祥の地である。その江州音頭が人口7,000人強の豊郷町のアイデンティティーである。極めて一般的な田園風景の町豊郷町は、町外に向けて地域おこしを進めるための施設づくりと言うよりは、町民の寄り集まる文化の核施設を必要としていた。滋賀県は近江商人で有名であり、豊郷町は、伊藤忠商事、丸紅を築きあげた伊藤忠兵衛、幕末に北海道に渡り多くの魚場を開いた藤野喜兵衛を輩出している。しかし、豊郷町の地域づくりの主テーマとなるための条件に不足している。そこで、やはり計画コンセプトは江州音頭ということになる。豊郷町の地域文化創出の課題は、このテーマを建築計画及びランドスケープ計画の機能として外部発信イメージに結集させ、それを地域住民の日常空間として実現することである。即ち、豊郷町のイメージを建築造園空間装置によって、町としての求心力を持つ場とし、次世代への地域文化の継承が実現する仕掛けをおこなうことである。

 ねえ、お分かりいただけましたか?ただの箱物じゃないでしょ。
 ”豊栄のさと”から約500mの”先人を偲ぶ館”に到着です。伊藤忠兵衛をはじめ、豊郷には誠に立派な先人があられることがよく分かりました。
<先人を偲ぶ館です>
 次は、”先人を偲ぶ館”から約1km離れた阿自岐(あじき)神社に向かいます。
 道路沿いに石灯籠がずらりと並び、それに沿って美しい庭園が続いています。庭園は池泉多島式で、池の美しい曲線を描いた広がりと、木々の緑が神々しい雰囲気を漂わせています。
 阿自岐神社に祀られているのは、アジスキタカヒコネの神で阿自岐氏のことです。阿自岐氏は高貴な百済系の渡来人で、この庭園づくりに、日本に漢字を伝えた王仁氏を招いたといわれています。それはなんと今から1500年も前の事ですから、まだ庭などなかった時代であり、これは日本最古の庭園の一つともいえます。
<1500年前の最古の名園です>
 阿自岐神社では、ヴァーナルレディースにおける本多弥麗プロの活躍を祈念してまいりました。
<阿自岐神社です>
 次は、いよいよあの小学校に向かいます。
<豊郷小学校旧校舎です>
 本校出身で伊藤忠商事・丸紅の前身にあたる伊藤忠兵衛商店専務の古川鉄次郎は、1937年、アメリカ人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の校舎と講堂を建設・寄贈。当時としては珍しい鉄筋コンクリート構造の校舎でした。
<廊下が広いです>
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』豊郷町立豊郷小学校より
校舎改築問題 
 1999年に大野和三郎が豊郷町長に就任すると、施設の老朽化と耐震性を理由として校舎と講堂を解体するとともに新校舎の建設を目指す方針を打ち出し、町議会もこれを賛成多数で承認した。しかし、地元町民からは、歴史のある校舎を取り壊すことに反対する意見が殺到した。2001年に「豊郷町の歴史と未来を考える会」が設立されて、大津地方裁判所に講堂の解体工事の差し止めを求める仮処分申請を行ない、裁判所は差し止めを認めた。町側はいったん地裁の判断を不服として高等裁判所に抗告したものの、講堂を保存する方向に方針転換。しかし、校舎に関しては解体の方針を変更しなかった。
 2002年、考える会は大津地裁に校舎解体差し止めを求める仮処分を申請し、承認されるが、大野町長は地裁の判断や町民の意向を無視して強行的に解体工事を開始した(町長は本件で2004年1月に書類送検された)。町民は工事の差し止めを要求して校舎に立てこもり、町長も工事中止を発表する。この後、2003年3月にリコールによって大野町長はいったん失職をしたが、同4月に統一地方選挙の一環として行われた町長選挙に立候補し、解体反対派候補の分裂もあって、「歴史と未来を考える会」側の立候補者等を破って町長に返り咲いた。
 再選後の町長は、校舎を保存するとともに新校舎を建設する方針に方向転換。住民により新校舎建設の差し止めが請求されたものの、6月に着工した新校舎は翌2004年3月に完成した。
 考える会側は、大野町長に対する損害賠償請求、校舎建設費の支出差し止め請求及び賠償請求の3件の訴訟を起こしたが、損害賠償請求及び支出差し止め請求については、町長に賠償を認め、支出差し止めを命じる判決が最高裁でそれぞれ確定。また、2007年12月には、校舎建設費の賠償について建設業者などが校舎保存のための寄付を行うことなどで和解が成立して、校舎改築問題に関する訴訟は全て終了した。なお、大野町長は、2007年4月の統一地方選挙では町長選に出馬せず、県議会議員選挙に出馬したが落選している。

 旧校舎は、2008年5月現在、有効利用されず、放置してあるようにみえました。
 途中、旧中山道一里塚、八幡神社に寄った後、豊郷駅には、12:32に到着しました。
 ”伊藤忠兵衛さんをはじめ豊郷の先人は、今の豊郷の行政を見たらどんな思いを抱くのだろうか”などと考えながら豊郷駅12:58発の列車で彦根に向かい、彦根、米原、大垣で列車を乗り継いで名古屋に戻って参りました。
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     以上 
| ウォーレンさわかみ | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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